1日に必要な水分量=1日の水分排出量となり、1日約2,400mlほどです。

MENU

水滴のイラスト

水は生き物が生きていく上でかかせないものです。

 

実際、人間の体に占める水分量は新生児であれば80%幼児は70%成人は55~65%老人は50~55%ほどの水分が占めており、脳や腸など内臓の水分含有量は80%となっています。

 

しかし、水分は人の体の中でずっと蓄積できるものではありません。血液になって体の中を巡ったり人間の体温を一定に保ったりと、様々な役目を果たします。

 

そして「役目を終えた水分は尿となって体外に排出されます。
そのため、一定の水分を毎日摂取するようにしなければ体内の水分が足りなくなってしまいます。

 

では、1日で人間はどのくらいの水分を摂取する必要があるのでしょうか?

 

1日に必要な水分量

人間は尿などで水分を排出します。

 

1日の水分排出量は尿で1,500ml、便で100ml、呼吸で300ml、汗で500mlと合計で
約2,400mlほどです。
ですからこの排出量分の水分を摂取する必要があります。

 

しかし、毎日2,400mlの水分を飲まなくてはいけないわけではありません。

 

食事に含まれる水分人間は飲む水だけでなく、ご飯や味噌汁、果物やサラダなど様々な食べ物から水分を摂取しています。

このような食事から摂取する水分量は1日3食平均的な食事で約1,000mlほどです。また、食べ物を摂取したときに体内でエネルギーに変換するときに300mlの水分を摂取します。この合計が1,300mlなので、残りの1,100mlを飲料水として摂取する必要があります。

 

しかし、夏場など大量に汗をかくときにはその分の水分量を摂取しなければなりません。

 

体内の水分量が足りなくなってしまうと脱水症や熱中症になってしまいます。のどが渇いたときにはすでに脱水症状が起き始めている証拠なので、こまめに水分補給を行うようにこころがけましょう。
のどが渇いているにも関わらず水分を取らずにそのまま放置していると、頭痛やけいれんを引き起こしてしまうことがあります。

 

人間の体は常に一定の水分量が保たれるように余計な水分は尿によって排出されるようになっていますが、過剰に水分を摂取し排出が間に合わなくなってしまうと「水中毒」という症状になってしまいます。

 

これは体内の水分量が多いために体内のナトリウム濃度が低下し、それによって内臓に負担がかかってしまい、体がだるくなったり消化不良になったりしてしまいます。

 

こまめな水分補給は1回につきコップ1杯ほどにし、一度に多くの水分を摂取しないようにしましょう。
今ではスマートフォンのアプリで1日の水分量を管理しやすくするものがあります。

 

このようなアプリを使用することで1日の水分量を適切に把握する事ができますよ。